台湾華語
One Point Advice

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弊社の台湾華語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。

検定試験対策にもどうぞ!(レベルの分類は、TOCFLを参考にしています)

eの読み分けルール 

「e」の発音に苦手意識を持っている人でも、「謝謝xièxie」の「e」はあまり難しく感じませんよね?それは、日本語の「エ」のつもりで発音しても通じるから。問題は、「生shēng」や「哥gē」のような「エ」にしてはいけない「e」。では、それぞれの「e」を「エ」にしてもよいかどうかは、どうやって見分けたらよいのでしょうか?

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【ヒント】「エ」にならないつづりを、グループ化して覚える。

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【解説】

単母音の「e」を練習した時に「難しいなあ」と感じた人も、次のような「e」なら先生に直されることも少ないのではないかと思います。

①日本Rìběn、 飛機fēijī、 美國Měiguó、也yě、真zhēn

それは、日本語の「エ」のつもりで読んでも通じるから。ところが、次のような「e」を「エ」で読んでしまうと全く通じません。

②餓è 、兒子érzi、 哥哥gēge、 車chē、 風fēng、 能néng

先生に「違う」と言われて直されることが多いのも、②のような漢字を読む場合ではないかと思います。

「e」を「エ」で読んでもいいのかどうかは、母音の形で決まります。日本人にとっては、「エ」にしてはいけない方が難しいので、そのつづりをグループ化して覚えておけば、その他は気楽に読むことができるのです。

ルールは、上の表の通りですが、入門初級段階で覚えなければならないつづりをもう一度まとめると、次の4種類。代表的な漢字と一緒に覚えてしまいましょう。

※「エ」と読んではいけないもの/単母音のeと同じ発音をするもの
(1)単独のe:餓è
(2)er:二èr、兒ér、而ér
(3)子音+e  : 哥gē 、 車chē 、的de 、了 le 
(4)子音+eng :生shēng、 風 fēng、  朋péng、 正zhèng

このうち、(1)-(3)は、少し中国語を勉強していると慣れてきて「エ」とは読まなくなる人が多いのですが、いつまでも間違いが多いのが(4)です。それは「身shēn 、分fēn、 盆pén、真zhēn」等、「子音+en」の「e」が「エ」に近く聞こえるからでしょう。

だから、まずは「(4)は『エ』じゃない!」ということから覚えるとよいかもしれません。

実は、「身shēn 、分fēn、 盆pén、真zhēn」等の「子音+en」の「e」を「エ」でもいいと言うと、「違う!」と叱られることがあります。厳密に言う、もちろん「エ」と同じではないのですが、「生shēng  風 fēng   朋péng  正zhèng」よりも「エ」に近いのは確か。

だから、「e」の発音で混乱している人は、とりあえず「『子音+en』の『e』は『エ』」ですませてもいいのではないかと思います。「子音+eng」が上手く発音できるようになった後で、「子音+en」を微調整してより正しい音に近づけるという方法もあるのです。

詳しい説明と音声の聞ける動画教材は以下のページからどうぞ。

「e」の読み分け、徹底攻略

aの読み分けについてはこちら。

台湾華語One Point Advice発音2:aの読み分けルール

(2019.1.8)

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「中国語の発音は難しい」という声を時々聞きます。

でも、もしも本当に、「中国語の発音は難しい」と思っている人がたくさんいるとしたら、「通じる中国語の発音」は一生の財産になるのだろうと思います。

これから台湾華語の勉強を始める方も、発音の学び直しをご希望の方も、PAPAGOオリジナル教材「丁寧に学ぶ台湾華語(発音編)を利用して、ぜひ「中国語の発音の上手な人」を目指してください。

日本人の方にとってわかりにくい発音のコツや中国語の勉強方法を、日本語で丁寧に解説する通信講座もあります。