台湾華語
One Point Advice

弊社の台湾華語通信講座を受けてくださっている方からよくある質問や、誤解されやすい点を整理してご紹介します。その背景にある現地の習慣や文化にも触れているので、きっと楽しみながら中国語の仕組みを理解していただけるはず。

検定試験対策にもどうぞ!(レベルの分類は、TOCFLを参考にしています)

「助教zhùjiào」、どう訳す?

教科書によく出てくるこの人、いったいどんな立場でどんな仕事をしているのか、気になったことはありませんか?

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【ヒント】大学の先生たちの職位を日本語と比べてみよう!

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【解説】

台湾華語の教科書によく出てくる「助教zhùjiào」という言葉。皆さんは正しく理解していましたか?

上の表の通りTA(ティーチングアシスタント)ですから、先生の代わりに採点や宿題のチェックをしたり、講義や実験の手伝いをするのが仕事。先生が忙しい時には代わりに授業を担当することもありますが、あくまでも先生の指示に従う補助的な立場の人です。通常は、その先生のゼミに属する大学院生が担当し、アルバイトとして報酬も支払われます。

視聴華語3の第6課では、自分が書かなきゃいけないレポートとTAの仕事とが重なって、毎晩夜更かししているという描写があり、第8課では就職活動をするために履歴書を書いているという描写もあります。

これらの描写も、「助教zhùjiào」の立場を正しく理解していれば問題なく訳せるのですが、実は「助教zhùjiào」そのものを誤解しているために、その前後の文の意味も誤解してしまうという人がたくさんいます。

間違いで一番多いのは「助教授(じょきょうじゅ)」という訳。今の日本の大学にはこの職位はなく、2007年4月から「准教授(じゅんきょうじゅ)」という呼び名に変わっているのですが、あまり周知されていないということかもしれませんね。「准教授(じゅんきょうじゅ)」に相当する中国語は「副教授 fùjiàoshòu」です。

他には「助手(じょしゅ)」と訳してしまう人もいます。日本のこの職位は上の表に入れていませんが、大学院生がアルバイトでできる仕事ではないので、これも「助教zhùjiào」とは違います。

日本語にも「助教(じょきょう)」という言葉がある点もちょっとややこしいのですが、「助教zhùjiào」との違いは、上の表で確認してください。

なお、大学の先生の呼び方では、他にも以下のような注意点があります。

●「副教授 fùjiàoshòu」でも、本人に直接呼びかける時には「教授 jiàoshòu」と言う。わざわざ「副fù」をつけると嫌味な感じになる。

●教員以外の事務職の人も「老師lǎoshī」と呼ぶ。

台湾華語の公式検定対策用参考書「TOCFL対策のポイント Band A(入門基礎級)」をぜひご利用ください。

TOCFLの公式サイトでもご紹介いただいている教材です。

重要な文型を整理してご紹介していますので、入門段階の簡単な教科書を終えた後の教材としても最適。台湾の中国語を本気で勉強したい方に、ご活用いただければ幸いです。