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ライター:たまり

台湾華語と台湾語の波間を漂う日本人。
ブログ「台湾語がちょびっと話せるよ!」で、たまりワールド炸裂中!

恰北北:強くて優しい台湾女子

 

qiabeibei

恰北北
qià běiběitshiah-pê-pê  チアべーべー
気の強い女子の様子


台湾語の音訳系スラング。教育部推薦の台湾語の漢字は“刺耙耙(tshiah-pê-pê)”で、後ろの“耙耙(pê-pê)”は意味を強調する接尾辞。“恰北北”はよく見る音訳漢字ですが、テレビやドラマの字幕では意訳バージョン“兇巴巴(xiōngbābā)”のことも多いです。“恰北北”を華語読みする場合はqiàběiběiですが、台湾語の読み方に近い声調で、qiàběibéiのように発音されることもあります。

 

(1)2019年の大人気台湾ドラマ『想見你』、面白かったですねえ!

その第5集で、主人公の陳韻如(ホントは黃雨萱♡)の弟陳思源くんが姉ちゃんのことを話してる場面です。いつも大人しい姉ちゃんなのに、最近なんか違うっちゃんねー。すんげえガンガン言ってくる。と愚痴をこぼす時の一言、

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tshiah-pe-pe/チアべーべー 【字幕は“兇巴巴”】
(めっちゃこええ)

思源くんははっきり“tshiah-pê-pê  チアべーべー”と発音してますよ。

 

(2)次は台湾のお正月(春節)映画から。

ここ最近のお正月映画は、台湾語満載の超ド・ローカルコメディが多く、コロナ前は毎年台湾で見ていました。ダジャレ系、シモ系のギャグ満載で会場はドッカンドッカン、ウケまくり。日本の映画館とは全然違うあの風景、懐かしいなあ…。2017年は豬哥亮と藍正龍の『大釣哥』。セリフの9割ぐらいが台湾語で、藍正龍もがんばってました。彼がヒロインに向かって言った言葉が“tshiah-pê-pê チアべーべー”。字幕はこれも “兇巴巴”でした。

 

(3)最後に関連語彙を一つ、2018年の台湾ドラマ『1006的房客』から。

過去と未来を行ったり来たりする話で後半どうなることかと思ったけど、最後はハッピーエンドでホッ。ドラマの最終回でしれーっと出てきたのが “恰查某(tshiah-tsa-bóo/チアザーボー)”(教育部の推薦漢字だと“刺查某”)という言葉。「気の強い女子」という意味です(“查某(tsa-bóo)”は台湾語で「女性」)。

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因為你的女朋友是一個恰查某
(だってあなたの彼女は気が強いからね)

簡体字字幕版だったので、丁寧に「恰查某:閩南語で気性が荒い女性のこと」という説明がついてますね。