国立陽明交通大学 人文社会学科

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キャンパス

客家文化学院人文社会学科は新竹竹北市の六家キャンパスにあり、このキャンパスに入るとまず目に入るのが、客家文化を代表する円楼をモチーフとした校舎です。他のキャンパスでは中々見られない独特できれいな建築物で、中央に中庭があり、とても開放的になっています。また、敷地内には客家の伝統的建築物が保全されており、このキャンパスは、客家文化を主として、多文化社会である台湾の族群の多様性を理解する、という学部のテーマや特色がよく表れています。

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学科概要

六家キャンパスは、国立陽明交通大学の主要キャンパスである交大光復キャンパスから車で15分ほど離れた場所にあります。寮や、学部外の授業は光復キャンパスで行われるので、六家キャンパスまではスクールバスを利用するか、バイクで移動します。六家キャンパスの近くには飲食店やカフェがたくさんあるので、移動は少し面倒ですが、二つのキャンパスを行き来することで食事の選択肢が増えるし、行動範囲も広がるという利点もあります。

客家文化学院人文社会学科の各学年の学生数は約40~50名で、比較的少人数の学科です。その中でも、日本人を含む外国人学生はあまりおらず、ほとんどが台湾人学生です。そのため、台湾人の文化やコミュニティに溶け込みやすく、毎日中国語を使って生活するので、中国語力の伸びも実感することができると思います。
また、多くの学生は二重専攻(ダブルメジャー)や副専攻を利用して、学科外の授業を選択し、様々な知識を得て視野を広げています。他にも、短期の交換留学で、日本や韓国、フランスなどに行く学生がいました。

カリキュラム

この学科では、人文や社会科学を軸として、人類学、社会学、歴史学、文化産業、文学などに関する多様な授業を受けることができます。
では、人文社会科学とは何でしょうか?大雑把に言うと人の在り方や社会の在り方を研究対象とする学問です。具体的に説明すると、人間の営みや様々な社会事象を省察、分析し、人間とは、社会とは、文化とは何か?ということを学びます。例えば、国家や権力、これらは目に見えないものであるが、どのようにしてつくられていったか、というようなことも学びます。他にも、資本主義、社会主義や社会階級などから、社会の仕組みを学ぶこともできます。普段身近にあって、当たり前だと感じていたものを様々な角度から学び、考察を深めることができます。特にこの客家文化学院人文社会学系では、文学、歴史、社会学を通して、日本統治時代や戦前、戦後の台湾の族群(エスニシティ)(閩南人、客家人、外省人、原住民)の各アイデンティティや、それらの形成過程についても知ることができます。

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この学部のカリキュラムは比較的頻繁に変更されるので、一概にこうだ、とは断言はできませんが、私の場合は、
必修科目
(世界史、台湾史、人類学、社会学など)
選択科目
(社会学と人類学コース、文化産業コース、族群と文化コースがあり選択するが、基本的にはいろんなコースの授業の履修が可能)
客家社会と文化プログラム
といった構成でした。

授業内容の例を挙げると、
必修科目
「社會經典閱讀」という授業では、学者マルクスの『共産党宣言』やウェーバーなどの書物を読んで、社会の仕組みについて学びます。
選択科目
✓「言語人類学」(社会学と人類学コース)では、文化の中の言語という部分に焦点を当てて勉強します。言語の形式や談話のプロセスを観察することを通して、その文化を読み解く、ということを学びます。
✓「流行文化:動漫、電視劇與電影」(文化産業コース)では、ポピュラーカルチャーとは何か、どのようにしてできたか、なぜ大衆が好むのか、ということを学びます。
客家社会と文化プログラム
✓「初級客語」では、客家語の発音や簡単な単語を勉強します。
✓「客家、認同政治與社會運動」では、台湾客家のアイデンティティがどのように形成されたか、またそれと社会運動の関係について学びます。

これら例に挙げた授業は一部ですが、このように幅広く人間、社会、文化について学べ、それらに対しての課題発見力や考察力を高めることができます。
授業はたまに英語の教材が使われるときもありますが、基本的にはすべて中国語で行われます。レポートは英語で提出しても良いという先生がほとんどなので、課題に関しては工夫して自分に合った方式で書くこともできます。

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日本との関わり

上記で紹介した通り、台湾の族群や社会を研究テーマとする先生が多くいらっしゃるので、日本統治時代の研究はとても重要になります。日本統治時代に残された日本語の資料や学者を調べたり、日本と学術交流したりする為、日本との関わりは深いです。そのため、日本人として翻訳や研究をお手伝いできる機会がたくさんあります!

課外活動

授業の他に、新入生歓迎キャンプやバーベキューなど様々な課外活動があります。新入生歓迎キャンプでは、他の学部と合同で行われる場合が多いです。そのほかに、一年次のときに「抓馬盃」という、大学全体で行われる演劇コンテストがあり、学科別に参加するので、これを通して学科の子と仲良くなることもできます。また、学科内のバレーボールクラブとバドミントンクラブもあります。

卒業後の進路

卒業後の選択肢はとても幅広いです。公務員になって政府の文化行政機関で働く方や、民間企業で働く方、記者、翻訳、出版業者など様々です。また、大学院に進む人も多いです。そのまま同じ分野の研究を深める人もいれば、二重専攻で学んでいた分野に進む人もいます。海外の大学院に進学する人も少なくありません。

指南

★台湾の大学への進学に興味がわいたら、留学生入試情報をチェック!
PAPAGO遊学村 台湾進学ガイドブック>をご参照ください。

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